”高置水槽”は読んで字のごとく高い所に置かれた水槽で、別名”高架水槽”ともいいます。
中高層の建物や商業施設などの高い建物では、水道管から一時的に水を引き込み”受水槽”に貯め、これをポンプで建物の屋上などに設置される”高置水槽”に、くみ上げてから各家庭や施設に供給します。
この”受水槽”と”高置水槽”を合わせた設備を一般的に、「貯水槽」といい、受水槽や、高置水槽などの総称になります。

「貯水槽」のメリット・デメリット

【メリット1】事故や災害時などによる水道の断水が発生しても、貯留水を利用できまます
【メリット2】一時に多くの水を使用できます
【メリット3】配水管の水圧が変動しても、給水量及び給水圧力を一定にすることができます

【デメリット】貯水槽の管理が十分でない場合や、経年劣化、自然災害等により、水が汚染される可能性があります。安全安心な水の確保のため、定期的な清掃や点検など適正に管理する必要がございます。

 また、配水管の水圧が十分であるなどの条件が整っていれば、5階建てまでの建物は、貯水槽を経由せずに、配水管から直接ご家庭に給水できる方法(直結圧力方式)もあります。
6階建て以上で15階建てまでの建物でも、一定の条件を満たせば、増圧ポンプを使用して、配水管から直接ご家庭に給水できます(直結増圧力方式)の切り替えをご希望される方もいらっしゃいます。

「貯水槽」のお困り事があれば「東京都指定給水装置工事事業者」である、当社へご連絡ください。

参考サイト:宇部市水道局「受水槽や高置水槽の管理について」